毛糸といっしょ
中井チコの編物生活。
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父方の祖母はワタシが20代前半の頃に亡くなり
母方の祖母も数年前に他界しましたが、
二人とも良く編物をしていました。

当時は興味がなかったので気にもしなかったけど、
最近ふと思い出してみると、
帽子や手袋、靴下を編んでいたのを思い出します。
しかし当時編物にまったく興味がなかったワタシの中の記憶は
編みあがったものだけで、編んでいる姿の記憶はない。

もし、子供の頃に編物に目覚めていたら、
きっとたくさんの事を学べたのに、とても残念です。



3年前から編物を始めたワタシは
どこでも編物を持参してわずかな時間でも編んでいます。
そんな時、良く話しかけてくれるのがおばあさんたち。
「昔の人は、当たり前に編んだのよ」って皆さん言います。

家族のために編む事が当たり前だった時代、
いったいどんな気持ちで編物と向き合っていたのかな。
編物を生活のためじゃなく、ただ楽しんでいるワタシとは
とてつもなく何かのレベルが違う気がする。


何か とは何か。


心?
愛?
もしくは「生きることそのもの」かな。



話しかけてくれるおばあさんの多くは
昔は編んだけど今はもう無理って人ばっかり。
そんな もとニッターや、現役ニッターとの会話では聞かれることがないけど、
編物をしない人から良く聞かれる事があります。

「編物のどこが好き?」って。


どこ??

ん...どこかな?


って具合に、いつも考えてしまうワタシ。



一本の糸が形になっていくのが好きって答えたらカッコいいのに、
それが本当の理由でもなく、
編物の何が好きなのか?
それが分からない事に気づく。




考えてみても 結局

カッコいい答えなど持っていないのだ。



聞いた相手も
どこかのスターみたいにカッコ良くて
カリスマ的なコメントが欲しいわけではないだろうし、
ワタシはいつも正直に答える。



ワタシが編む事に理由なんてものはない。
毛糸が好き。編むことが好き。ただ好き。それだけ。



期待通りの答えじゃないから相手はピンとこない顔をする。
でも、それが真実。
それ以外に何もないのだ。


糸はこういうのが好き、とか
棒針はやっぱ先が細い方がいいし、
かぎ針のグリップはこのメーカーが好き、とかなら
なぜ好きか語ることもできるけど、
編物のどこが好きかと聞かれると答えに困る。



編むより買った方が安い時代に生きるワタシタチ。
祖母の時代には編む理由があった。



ワタシのために祖母が編んでくれた手袋は大きくて不恰好だった。
着古したセーターを丁寧にほどいて編みなおした手袋は
引っ掛けた糸が飛び出ていたり、毛玉があったりで
お世辞にも可愛いとは言えない。

でもワタシは気づくべきだった。
80才の祖母が孫のために一生懸命編んだということ。
長年の畑作業や家事で指の第一関節が曲がり、編みづらかっただろうに、
老眼で見えづらかっただろうに、
それでも高校に通うワタシが寒い思いをしないようにと
祖母は一目一目 孫を思って編んでくれたのだ。

高校生だったワタシは、祖母の思いにも気づけず、
一度もその手袋をする事はなかった。

なんてヒドイ孫だろう。


今こうして編物をするようになって、当時の祖母の気持ちを振り返る。
懸命に編んでくれた祖母の優しさ
誰かを思って編む と言うことの素晴らしさを
今になって亡き祖母から学んでいるワタシなのであった。

----------------------------------

さて、
グルグルマットですが、
配色が怪しくなってきました。


gyuds

あまり糸とは言え、配色を考えないと毒蛇バッグと同じ道を辿りそうな気配が...

ま、こちらは気長に行こう。

それより 余らせる糸を買わねば!
(↑余らせるためには何かを編まないとならないのでは?)
つまり、
はじめから、このマットのために糸を買った方がいいのかなw





毎日編まないと眠れないほどの編み狂に
「なぜ編物が好きか?」と聞くのは
「なぜ食べるのか?」と聞いているようなものだ。
by中井チコ

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Comment

 

やり直しがきくところ

私はこれが編み物が好きな一番の理由です。

間違えること前提でネガティブ~(笑)

もともと何かを作ること共通の達成感が好きなんですがその中でもなぜ編み物かといえばこれにつきます。布は切っちゃうと終わりだし、ミシンはほどけないことないけど大変だし。どうも苦手です^_^;

ところで
私の編み物始めたきっかけは祖母と母でした。
よくあんでくれて、その横で幼稚園の頃から祖母に教えてもらって編んでました☆
と、いっても今までは冬に帽子やマフラー編むくらいでしたが。
それがなぜか2、3年前からおもいっきりはまりまして。ちびも産まれてたいして時間がない時なのに謎ですが。

一人暮らしで時間もたっぷりあるときはたいして編まなかったのになぁ。
あの頃にはまっていたら絶対教室に通ってたのに~!!なんて思いますが、もちろんしょうがないのでぼちぼちやってます(^_^)

長々と失礼しましたぁ。

NAME:きょう | 2010.09.15(水) 17:08 | URL | [Edit]

 

Re: やり直しがきくところ

きょうsan、こんばんはーー。

確かに、やり直せますもんねー。
ほどいたらまた一本の糸になる!
これって切ってしまう縫い物にはない良さなのかも知れないね。

間違ったらほどいて戻ればいい。
編地に納得が行かないならまたほどけばいい。
何度でもやり直せばいい。
それが編物なのかも?
奥深い?

きょうさんはいいなー。
幼稚園の頃からちゃんと教わる姿勢があって。
人間的に素晴らしい!
友達と泥んこ遊びばっかしていたワタシとは大違いですヮ。
きっと女の子らしい可愛い子供だったんでしょうね^^

ワタシも独身の頃に編めば学校行けたのにって思うけど、
独身時代は仕事しまくって遊びまくって彼氏作る暇もなかったので
編物に出会っても絶対無理だったかもww

チコ

NAME:チコ | 2010.09.15(水) 17:48 | URL | [Edit]

 

居なくなってから気付くもの

こんばんは

家族の愛情は居なくなってから気付くものですね。

私は幼い頃編物にふれ、20代になって編物とは縁が切れていました。
忙しいし、買った方が安い様に。

私が小学生の頃祖母に世界の編物を買ってもらった時、おしゃれで見せびらかしていたのですが、当時の本は透けるニットでもノーブラで見えるんです。
子供にエロ本を与えてと祖母が怒られてしまった思いでが。
母がなくなり遺品を整理していたら、私が編んだアランのコート、編物の本、編み針が出て来ました。
もう30年も経つのに。
針はちゃんと使えました。
本も毛糸だま、世界の編物等。
とっくに処分したと思っていました。

時間が出来た時、もう一度編もうと気軽に始められたのも母の愛情のお蔭です。

きっとおばあさまも何かの折りに思い出される事が孝行になっていますよ。

NAME:こめ | 2010.09.15(水) 18:09 | URL | [Edit]

 

こんにちは~
私もいまだに亡くなった祖母のバッグを越えられません
ほそ~いレース糸で丹念に編んである
今で言うエコバッグ
それを老眼鏡なしで編んでいた祖母は尊敬の人です^^
やっぱ・・・そ~いう血は受け継がれていくんですね

編み物という共通の趣味?で
チコさんもつながっていますよね~

NAME:o*hana | 2010.09.15(水) 18:30 | URL | [Edit]

 

Re: 居なくなってから気付くもの

こめsan、こんばんはーー。

すごいなー、小学生で世界の編物の本に出会っていたなんて!
しかも、アランのコートを編んでいたの?
すごいわ。
ワタシとはレベルが違うのは、そういうことね!
お母さん、ちゃんと取ってあったなんて感動しちゃう。
うらやましいですわ。
本も針も取っておいてくれたなんて。
ワタシの母だったら何でも捨てるから絶対無理ww

編物の思い出は人それぞれだけど、
こめさんの言う通り、家族の愛情は過ぎてから分かるものなのかも知れませんね。
日々思い出すことも孝行かー。
いい事いうね!
ありがとう、日々思い出し孝行するわ!

チコ

NAME:チコ | 2010.09.15(水) 18:37 | URL | [Edit]

 

Re: タイトルなし

o*hanaさん、こんばんはーー。

そっかー、繋がってるのかな。
興味なくて祖母の編物を褒めることもなかったけど、
今なら分かり合えたのになって思う。
でももう会えないし。
でも今編んでるワタシは考えようによっては繋がってるのかもしれないね。

o*hanaさんも、素敵なおばあさんがいたんですね!
丹念に編むバッグ、見てみたいなー。
そういうもの、いつかワタシも編みたいわ!

チコ

NAME:チコ | 2010.09.15(水) 18:40 | URL | [Edit]

 

こんばんわ。
優しいおばぁちゃまでしたね。
父方の祖母が亡くなって10年ほどたちますが、今でも悔やまれるのは「綿入れ半纏」の縫い方を教わらなかった事!未だに「婆さん、何で半纏の縫い方教えてくれなかったんだ」と思います。
昔のジジババってすごかったですよね!何でもできた!鉄腕ダッシュの明夫さんのように…今のジジババは(ウチの両親です)何もできない。

NAME:のらねこ | 2010.09.15(水) 19:41 | URL | [Edit]

 

うん、わかるわかる。
手編みのものって、
ちょっと無骨ってゆうか野暮ったく思えて、
思春期の頃は内心ノーサンキューだったよね。
今ならね、
もっとちゃんと喜べたのになあって、
ちょっとかなしくなる。

うちも祖母も母も編み物や洋裁や和裁を
やっていたので、
気が向いたときだけ教わったりしてました。

昔はなんでも高くて買えなかったら、
誰でも家で作っていただけよ
って、母は言う。
家族に着せなくちゃってゆう使命感とゆうか、
必死さが今とは違うんだよね。

かなわないなあ。

って、つくづく思うよ。
セーターはつぎあては当たり前で、
それでもだめになったら
ほどいて違うものに編みかえてたし、
痛んだ浴衣もほどいて縫い直してたなー。
昭和のオカアサンて、
なんかすごいよね。

自分にとって編み物はアソビの一環だもの。
なんで好きかって考えると、
そうだなあ。
えんえんとしたところかな。

NAME:ありむ | 2010.09.15(水) 19:47 | URL | [Edit]

 

ちっとも

女の子らしくないです。
ただの根暗少女です(笑)


たしかに独身時代は他に楽しいことがありすぎましたね(^-^)

今がそのタイミングってことなんですよね。きっと。


忙しい毎日であっという間に時間が過ぎていってしまうけれど
ちょっとずつでも編んでいればその時間が形として残るというのも良いところですよね。

そんな意味を込めてのブログタイトルだったりします☆

なんて、これは編み物もパッチワークも上手なお義母さんのうけうりですが(^-^)v

NAME:きょう | 2010.09.15(水) 19:52 | URL | [Edit]

 

Re: タイトルなし

のらねこsan、こんばんはー。

ありがとう。
そうなの、優しくて心配性な祖母でした。

綿入半纏、ワタシの祖母も作ってました。
実家は雪国なので寒い冬にはとっても重宝しました。
そう言えば、あれってどうやって作っていたのかな。
昔の人、特に戦争経験した年代の人って
何もない所から作る力みたいなのを持ってる気がする。

亡くなってからじゃ遅いけど、
ほんと色々教わっておけば良かったなーって思うヮ。

チコ

NAME:チコ | 2010.09.15(水) 23:04 | URL | [Edit]

 

Re: タイトルなし

ありむsan、こんばんはー。

そうなのです、今ならちゃんと喜べたって思う。
タイムマシーンがあったら、あの日に帰って満面の笑みでありがとうって言いたいなぁ。

ありむさんのお母さんの言葉ってすごいね。
買えないから作ってただけよってアッサリ言ってるけど
だからって今の人たちには作れないでしょ。
強いわー。昭和の母は!

やっぱ かなわない!

物を大切にする心、もっと大事にして行こうっと。

チコ

NAME:チコ | 2010.09.15(水) 23:16 | URL | [Edit]

 

Re: ちっとも

きょうsan、こんばんはーー。

そっかー!
流れていく時間を編んで形にしていく、なんて素敵な発想!
その時代の曲を聴けば、当時を思い出すってのと同じね。
編んでいた頃を思い出せる編み進め方っていいかも知れない。
ただ消費するために編むんじゃなく、
じっくり思いを込めて編んでいく、
ちょっとワタシも目線を変えて行こうかな。

良い話をありがとー。

チコ

NAME:チコ | 2010.09.15(水) 23:24 | URL | [Edit]


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